検査の過誤
医療過誤のご相談では、ある時点で検査をしていれば、疾患を発見できたのに、検査をしなかったために疾患の発見が遅れ、手遅れになってしまったというケースがあります。
検査をすべきだったか否かは、①診察当時、その疾患を疑うべき愁訴や症状があったか、②そのような愁訴や症状があることを前提として、当該検査が必要であったかということが問題となります。
検査については、どの時点で、どのような検査が必要だったのか、その検査をしていれば疾患を発見できたのか、疾患を発見できたとして、その時点で適切な措置をとっていれば悪しき結果(死亡や健康被害)は発生しなかったのかという点が争点になることが多いです。