30代女性が追突事故に遭い、保険会社からの提示額より高額の慰謝料で示談した事例
損傷部位 | 頸部、腰部、両坐骨 |
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傷病名 | 頸部・腰部筋筋膜損傷、両坐骨神経損傷 |
獲得金額 | 104万円 |
手続き | 交渉 |
仕事内容 | 無職 |
事故の状況 | 自動車 |
事故発生からご相談までの流れ
依頼人が、渋滞のため運転していた自動車を停車したところ、後続車に追突されたという事案
依頼人には、以前にも別の案件で弁護士法人グレイスにご依頼をいただいており、今回の事故についてもご依頼いただきました。
相談・依頼のきっかけ
- 自分で保険会社と交渉するのが不安
- 保険会社から治療費の支払いを打ち切ると言われた
- 過去にグレイスに依頼したことがある
当事務所の活動
- 治療費の支払交渉
- 医療機関に対する医療照会、医師面談、後遺障害診断書作成依頼
- 後遺障害認定申請(被害者請求)
- 後遺障害認定に対する異議申立
- 賠償金の交渉
当事務所が関与した結果
サポート無しの場合 | サポート有の場合 | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 50万円 | 104万円 | |
その他 | 治療期間4か月間 | 治療期間6か月間 | |
合計金額 | 51万円 | 104万円 |
※「サポートを受けなかった場合」については、自賠責保険基準を用いて 算出しています。
解決のポイント(所感)
弊所としては、事故直後から治療方針についてご相談を受けた他、後遺障害認定申請、異議申立、賠償交渉を行いました。
弊所の関与により、今回の事故では、治療期間の認定と慰謝料の金額の2点が大きく変わりました。
依頼人は、事故から約4か月経過した時点で、怪我がまだ回復していないにもかかわらず、相手方保険会社から治療費の支払いを打ち切られました。弊所は、依頼人の怪我は回復しておらず、治療を継続する必要があると判断していました。そこで、弊所としては、依頼人に健康保険を利用し、自費で通院・治療することを提案いたしました。依頼人は、その後、自費で2か月間通院し、治療を継続しました(なお、相手方保険会社が打ち切った後の2か月分の通院治療費は、弊所が自賠責保険会社に被害者請求することにより回収しました。)。
依頼人の通院治療終了後、後遺障害認定申請及び異議申立を行いましたが、残念ながらこれらは認められませんでした。そこで、弊所としては、相手方保険会社との交渉に入りました。
予想通り、相手方保険会社は、治療期間として認められるのは、事故から4か月間であると主張してきました。そこで、弊所は、依頼人の信頼に応えるべく、粘り強く相手方保険会社との示談交渉を行いました。
弊所は、自賠責保険会社が、治療期間は事故発生から6か月間であると判断していることを突きとめ、このことを元に、相手方保険会社との交渉を重ね、その結果、治療期間が6か月であることを認めさせることに成功しました。
さらに、相手方保険会社が提示した慰謝料の金額が低かったことから、治療期間が6か月であったこと等を正当に主張し交渉し、当初、相手方保険会社が提示していた金額より高額の慰謝料を依頼人に支払うことで合意することに成功しました。